灰谷健次郎作 長新太絵
国語の教科書で読んだことがある人もいるかもしれませんね。
ふかいあなに落ちてしまった犬のろくべえを何とかしてすくいだしたいというこどもたち。
おとなにたすけを求めても、おとなはやくにたちません。犬のろくべえのことより、こどもたちの安全のほうが大事だから、「むりよ」「いぬでよかったなあ。にんげんやったら、えらいこっちゃ」などといい、その場をはなれてしまいます。
でも、こどもたちはあきらめません。いろんな知恵を出しあって「頭がいたくなるほど」考えます。
そして、思いついた作戦を実行にうつすのです。
作戦はすんなりうまくいくわけではなく…でもいっしょうけんめい考えること、どうにかしたい、助けたいと思う気持ちを大事にすることで道はひらけていくのです。
本をたてにしたりよこにしたりして、あなの深さを感じながら読んでみてくださいね。